わくわく株式会社

●わくわく株式会社とは

わくわく株式会社は、2019年に滋賀県大津市で設立した会社です。


元々は障がいを持つ子どもを支援する「放課後等デイサービスなないろ」を2015年に設立し、遊びや運動を通して友だちと楽しく過ごしながら、自分のことが自分でできるように導いていました。


ある1つのきっかけから「わくわく株式会社」を立ち上げ、
”廃棄食品・食材に光を当て、再利用の促進を通じて、体に優しい食材を提供し、食品ロスを減少させることで健康な循環社会に貢献する”
をコンセプトに運営しています。


会社を設立するきっかけになったのは、白ご飯しか食べない便秘症の子の腸内環境を整えたいという思いからでした。

自閉症の中には強いこだわりがある子がおり、なないろの利用者さんにも白ご飯しか食べない子がいました。
そのため、1週間~10日に1回排便という酷い便秘症で苦しんでいました。
この子の腸内環境を整えるために、食品に混ぜても見た目がわからない調味料として使えそうな発酵食品はないかと考え、「飯(いい)のだし」を開発しました。

●廃棄食品を活用しようと思ったきっかけ

調味料として使える発酵食品を探す中で、滋賀県で事業していることもあり目をつけたのが、滋賀県特産の鮒ずしを発酵させる段階で使うご飯の部分「飯(いい)」でした。
知り合いの鮒ずし屋さんが、余った飯を大量に廃棄していると言っていたのを思い出したのです。



滋賀県では複数の事業者が、飯に着目し日々様々な商品開発にチャレンジしています。
わくわく株式会社でも、さっそく鮒ずし屋さんから飯をわけてもらい、メニュー開発に取り組みました。



腸内環境を整えたいという願いから始まりましたが、結果的に廃棄食品にも良い循環を生み出すこととなりました。
わくわく株式会社では、この連鎖を鮒ずしの「飯(いい)」だけではなく、まだ注目されていない廃棄食品・食材と誰でも持っている悩みを繋げ、良い循環を作り続けたいと想っています。

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