●山と海とは 2015年から京都府京丹後市でレストラン運営をしている企業です。道の駅 丹後王国「食のみやこ」内にある、京たんくろ和牛や丹後産牛肉、丹後の旬菜を楽しめるレストランを運営しています。京丹後市は京都府の北部に位置し、江戸時代の享保の時から受け継がれてきた絹織物「丹後ちりめん」や、鳴き砂で知られる琴引き浜などで知られています。そんな海や空気がキレイな京丹後市の日本海牧場で育った、京たんくろ和牛を使ったメニューがずらりと並んでいます。京たんくろ和牛は、短角牛を母に、黒毛和牛を父に持つ「京都生まれ京都育ち」の和牛で、旨味の強い赤身肉と、口溶けのよいサシの二つを兼ね備えた牛です。そんな日本海牧場で育った牛のお肉を味わっていただくためにオープンしたレストランです。日本海牧場は兄弟会社であり、1981年に地域の未利用資源を有効活用した低コスト生産や、安全で安価な牛肉を地元で生産販売するなど、地域に密着した畜産経営を開始。牛が健康で安心して育つように母牛をのびのびと放牧し、飼料の5割以上を京丹後産の飼料米や京豆腐の発酵おから醤油粕等を使うなど、噛めば噛むほどおいしい赤身の肉を追求しています。 ●地域の未利用資源の有効活用 レストランで取り扱う京たんくろ和牛は、飼料の5割以上を地域で出た未利用資源を使って育てられた牛です。京たんくろ和牛はとてもグルメで、コーンを中心に京丹後産の飼料米、小麦のふすま、地域の未利用資源である醬油を作った際に出る醤油粕、京豆腐を作った際に出る副産物のおからを飼料に配合し、育てられています。 少しでも地域の廃棄物をなくして安価で生産し、食べていただく方々に還元できるような取組を考えています。ふるさと納税品としても人気で、焼き肉用、ローストビーフ、ウインナー、カレーなど様々なメニューを開発しています。また、京たんくろ和牛の排泄物を肥料に再利用することで自然の資源を無駄なく循環させ、黒にんにくなどを生産する循環型酪農を実施しています。