ぴりまるけ合同会社

●ぴりまるけ合同会社とは

ぴりまる合同会社は山梨県笛吹市で2020年に創業した企業です。
元・地域おこし協力隊として活動していた代表社員が立ち上げ、地域の名物であるぶどう果汁を使って何かできないかと考えたのが始まりで、マスタードと国産ピクルスを使用した商品を中心に販売しています。
マスタードは山梨の名産を使ったぶどうの果汁入りで、山梨笛吹市のクラフトマスタードとして販売しています。
山梨県の石和源泉足湯ひろばで、足湯に浸かりながら山梨ならではの料理を食べられる「足湯喫茶ふえふきマスタード」というカフェを運営しています。

●耕作放棄地・未利用資源の活用

現在販売しているマスタードの主原料は「カラシナの種」と「酢」ですが、マスタードの起源をたどるとカラシナの種にぶどう果汁を混ぜたもの始まりだったと言われています。
ぴりまるけでは起源に倣った作り方をしており、ぶどう果汁は山梨県で獲れたぶどうを使用。
爽やかな酸味をプラスするため、あえて栽培中に間引きした未熟なぶどうを選定し有効活用しています。

ぶどうが有名な山梨県ではワインの製造も盛んですが、その際に出るワインパミスも活用。
ワインを作る際に圧搾の際に液体と果皮・種に分かれますが、その液体以外のものがパミスとなります。
パミスは一部は使用されているものの多くが廃棄されており、間引きぶどうと一緒に活用することでフードロス削減にも繋がります。
さらに、ブドウ果汁・パミスを使うと、酢だけで作ったマスタードよりもマイルドな味わいに仕上がります。

また、カラシナは山梨県内の耕作放棄地を借り上げて自ら栽培しており、食べれば食べるほど耕作放棄地が減るマスタードを目指して日々運営しています。