有限会社やくの農業振興団

●有限会社 やくの農業振興団とは

1998年に京都府福知山市夜久野町で第3セクターとして設立した企業です。

夜久野町は昔から蕎麦の栽培が盛んでしたが、高齢化による遊休農地や耕作放棄地が増えてきたことから、その土地を活用して栽培・加工した蕎麦による農家・農村の支援を確立するために設立しました。


夜久野の蕎麦は50年ほど前から美味しいと評判でしたが、時代の流れと共に生産が減り、一部でしか食べられなくなってしまいました。
夜久野産の蕎麦の復活をかけて近隣の農家と協力し、小さな畑から少しずつとれた上質な蕎麦を集めてこだわりの蕎麦を作っています。


夜久野町は福知山盆地を中心とした平地と、それを取り囲む市域面積の大部分を占める山地で構成されています。


また、京都府唯一の火山「宝山」があり、麓には火山灰土の夜久野高原が広がっています。
標高300~500mの丘陵地で昼夜の寒暖差が大きいことから霧が多く発生し、良質な蕎麦が育つ環境です。


●やくの農業振興団の想い

時代の流れや生産者の高齢化で生産量が減り、知られることが少なくなった夜久野そば。
夜久野そばの復活をかけて、近隣農家と協力して生産を進め範囲を少しずつ広げています。


昨今はあらゆる食品があふれ食の多様化が進んでおり、昔から伝わる伝統食や郷土料理などの日本食文化が少しずつ減ってきています。
微力ながら日本の食の立て直しを進めたいと考え、まずは農家のことを思い地域を盛り上げることが第一歩と考えて、第3セクターとして会社を設立しました。

現在は4種類の特徴ある夜久野そばを製造・販売しており、こうした努力の積み重ねの結果、「新商品コンテスト フード部門大賞」受賞や「ニッポンイイモノ再発見 バイヤーズセレクション」に選定されたりと、夜久野そばを認知を再認識してもらえる機会も増えてきています。


今後も少しずつではありますが、近隣農家との協力を進めて作付面積を増やし、夜久野そばの認知を上げていくことと、日本の食の立て直しを進めていきたいと考えています。



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