●スープとお惣菜PanBooとは
2018年より地元京都を中心とした野菜や美山の平飼い鶏の鶏ガラスープなどこだわりの食材を使い、心と身体に優しいごはんを作っています。
PanBooはパンダと豚が好きということから名付けました。
最初は嵯峨嵐山でお店を構え、スープがメインのダイニングカフェをしていたのですが、
「もっとたくさんの人に届けたい」という気持ちが芽生え、
「スープの全国発送はどうすればいいのか?」
「このままダイニングカフェを続けるのか、スープの発送に力を入れるのか…」
と、随分と悩みましたが、来店数が多くなると接客対応に追われてしまうカフェスタイルより、もっとスープと向き合いたいと思い2020年3月にお店を移転。
催事への出店やバイヤーが集めるイベントへの参加など、全国のお客様に届ける活動を続けています。
●素材の選定とフードロスへの取組
地元京都を中心とした野菜や、美山の平飼い鶏の鶏ガラスープなど食材へのこだわりだけでなく、フードロス対策にも取り組んでいます。
「完熟トマトの麹スープ」は、完熟トマトの中でもB品といわれる傷が入ってしまったものやサイズ規格外品を使っています。
味は変わらないのに、見た目だけで売れずに廃棄されてしまう食材を使うことでサスティナブルな取組みをしています。
また、麹は京都の酒蔵「佐々木酒造」さんの酒粕を使って製造しています。
日本酒を造る工程でできる酒粕をすべて使用できる酒蔵は少なく、甘酒や粕汁に使用されることはありますが、年間1,000トン以上もの酒粕が産業廃棄物として処理されています。
「京都参鶏湯風粥」は美山の平飼い鶏、京丹後の琴引きの塩、九条ネギと、京都の食材をふんだんに使っており、フードロス対策として鶏肉はひね鳥を使用しています。
ひね鳥とは卵が産めなくなった親鳥のことで、肉用鳥と比べると肉質が固いため市場価値も低く、廃棄される割合が多いため廃鳥とも呼ばれています。
PanBooでは鶏肉をしっかりと煮込むことで、筋張ることもなく柔らかくほろほろとした食感で食べることができるようにしており、体にも地球にも優しい取組を進めています。