●おきしま倶楽部とは おきしま倶楽部は滋賀県近江八幡市にあり、琵琶湖に浮かぶ有人の島「沖島」の活性化のため活動する団体として起業しました。 人が住んでいる湖上に浮かぶ島は国内では沖島のみで、世界的に見てもわずか4つしかないという非常に珍しく貴重な島です。さらに、沖島には島内に小学校がありますが、これは世界でも沖島のみとなっています。島全体が山林に覆われているため漁港付近に住宅が密集して建っており、どこか昔懐かしい風情の町並みが映える島です。島へのアクセスは船のみで、車が一台も走っていない沖島は、自然豊かで学術的にも価値ある島として注目を浴びています。 おきしま倶楽部は、地域の食材を生かした商品をお客様に届けるとともに、地域の良さをお客様に感じられる商品や情報を発信することをミッションとしています。より多くの人に沖島の魅力を知っていただき、昔ながらの文化・風習が語り継がれ、豊かな自然に直接触れることができる島として、未来につながる沖島となることを目指して活動しています。 ●沖島を身近に感じてもらう取組み おきしま倶楽部の事業内容は大きく2つの柱になります。1つめは、地域食材を活用したお土産品開発・販売です。沖島の特産品を活用した商品開発を進めており、沖島の漁師が獲った天然スジエビを使ったえびせんべい・えび豆の佃煮や、自然豊かな沖島の土地で栽培したさつま芋を使った芋焼酎やスイーツを作っています。沖島は最大800人が住んでいた最盛期に比べると現在は300人を割る人口になっており、島内は耕作放棄地が増加していますが、その土地を活用して新たな魅力発信の場へと繋げています。 2つめは、店舗経営による地域食材の活用と情報発信です。滋賀県内でも多くの観光客が訪れる滋賀県近江八幡市にある八幡掘。情緒豊かな景観を四季を通して楽しめる八幡堀めぐりに加えて、観光に来たお客様により楽しんで頂ける空間を創っています。近江の良いものを味わい、旅の途中のくつろぎの場と共に地元のお客様にも気軽に利用していただける場と情報発信基地として、開発したお土産品の販売を行い沖島や八幡堀の魅力を伝えています。 また、滋賀県の郷土料理である鮒ずしを漬けたあとに廃棄される飯(いい:白米を発酵したもの)を活用し、近江野菜や近江牛の飯漬けを開発しており、地域農産物活用・未利用資源の活用にも取り組んでいます。