ネクストファーム株式会社

●ネクストファーム株式会社とは

2018年設立の宮崎県児湯郡川南町でバナナの栽培をしている企業です。


「日本のひなた宮崎県」というキャッチフレーズを県で謳っているとおり、宮崎県は一年中温暖な気候です。
日照時間、快晴日数も国内で上位に入る地域で、日本でのバナナ発育環境に適しています。


ネクストファームで栽培しているバナナはNEXT716と名付け、糖度が非常に高く、一般的なバナナの約15度をはるかに超え、香りもよく口当たりも芳醇な甘さに満ちた贅沢な一品です。
凍結解凍覚醒法というタネに氷河期を疑似体験させることで寒さ耐性と甘味の強いバナナを作り出す方法で栽培しており、日本国内でも数ヶ所しか栽培事例がなく、宮崎県内では川南町が初めて成功しました。


農薬を使用していないため、害虫の駆除は全て手作業。
病気にならずおいしく育つように、適正な気温、湿度、CO2濃度をIT化によって厳密に管理しています。

従来の「気軽に楽しむ身近なフルーツ」というイメージを一新する、贅沢なひと時を演出するバナナとして大事に育てています。

●余すことなく素材を使う取組み

ネクストファームでは農薬を使わずにバナナを栽培しているため、皮まで食べられるのが特徴です。
他のバナナと比べても捨てる部分が非常に少ない品種ですが、それでも販売適正サイズに満たない商品やバナナの葉といった、無駄になってしまう物が出てしまいます。

バナナの規格外とは、
・通常のサイズよりも小ぶり
・生育の段階や収穫の際に皮に傷が入ってしまったもの
・房別れしていないもの
・極端に大きいサイズ
などがあげられます。

味は同じなのに規格外で出荷することができないバナナについては、新たな付加価値を持たせアップサイクル商品として、バウムクーヘンやジャム、アイスやタルタルソースに加工しています。


現状、大きな問題となっているのはバナナの葉です。
バナナの葉は1枚あたり約500gあり、1株当たり40枚の葉がなります。
ネクストファームでは1,500株あるため約30tが廃棄されていることになります。

そのためバナナの葉を使った新たな商品化を検討しており、商品化が実現した際にはiiFOODで取り扱いをする予定です。

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