●株式会社東根農産センターとは 1992年から山形県東根市で青果物の仲卸業務や商品開発業務を主に行っている会社です。生産者と直取引で原料を仕入れ、中間コストを削減することにより、安定的な仕入れ・価格を実現しています。また商品開発業務を自社で行っているため、販売や売上の動向、お客様のコスト設定に応じた企画を実施しています。山形だけでなく、北海道・東北地方の商品の取り扱いもしており、北海道・東北の魅力あふれる産品を全国のお客様に知っていただき、身近に感じてもらえるように北海道にも営業所を構えています。革新的な産地業者として、「東北ニュービジネス大賞奨励賞」を受賞しています。 ●フードロス軽減と生産者支援の取組 世界規模で問題となっている「フードロス」問題。農林水産省が発表したデータでは、2021年の日本の食品ロスは523万トンとされています。実際にB品と呼ばれる傷有り品やサイズ規格外品、人手不足や天候不順など様々な問題で販売することができず農産物を廃棄されている現状が、契約されている農家様の中にも出てきています。そこで、東根農産センターでは生産者からパッケージレスで原料のみを仕入れすることで生産者の労力を削減。瞬間凍結機を使い旬が過ぎるまでにフルーツを瞬間冷凍し、味わっていただく期間を長くすることや、傷有り品やサイズ規格外品をカット処理して美味しく召し上がっていただける部分を活用することにより、生産者の安定的収入につなげています。 他にも新しい取組として、山形県内で離農により耕作放棄地となっている土地を利用し「紅はるか」を自社栽培。収穫した紅はるかを瞬間凍結し冷凍焼きいもとして販売をすることで、耕作放棄地を減らして環境保全にも取り組まれています。