●株式会社サポートどれみとは 2018年に京都市で「誰かをサポートする会社」をコンセプトとして設立した企業です。障害者やシニアの家事代行を請け負いながら、2023年に就労継続支援B型作業所「Spring」を設立し、カフェを経営しています。 カフェの特徴は、全座席すべて車イスという「Wheelchair CAFÉ」です。車イスでお越しになる方はもちろん、車イスじゃない人も車イスに座る、触れるのが目的のカフェです。本人や家族が利用していない限り、車イスに触ったこと無いという人が多いのではないでしょうか。それを実際に触れることによって、車イスの人に対する意識が変わったり、手を貸すハードルが下がるのではと考えています。カフェは伏見稲荷大社の近くにあり、近隣の方はもちろん観光客でにぎわい、様々な国の方が楽しまれています。 一人ひとりを大切に、誰も取り残さない社会へという理念のもと、就労を通じて個々の「自立」について考え、誰も取り残さない社会を目指す就労支援B型作業所です。すべての人が社会の中で生き生きと輝くことができる生活とは何かを考え、一人一人の希望や目標を実現させるために、学び、成長できる作業所でありたいという想いを元に運営しています。 ●京都の野菜と味噌を使った新たな取組 家事代行やカフェの運営のほかにも、商品の開発・製造・販売も実施しています。規格外やB品・C品といわれる野菜をフリーズドライに、京都市上京区の加藤みそと合わせてみそだまを作りました。 味噌は京都府内のあらゆる味噌を試し、フリーズドライと合わせて試行錯誤を重ね、加藤みそに行き着きました。また、野菜だけでなく、昆布やベーコン・エビなどといった食品も合わせ、味噌も白みそ・赤みそ・田舎みそと3種類を使い様々な味を作っています。 商品が売れることで、障碍者就労支援B型で働くスタッフの仕事や収入につながるだけでなく、捨てられる可能性のある野菜や他の食材も使用することができ、地域・環境に良い取組へと繋がります。みそだまをはじめ、カフェSPRINGでは京都のお味噌や、様々な京都の魅力も発信できればと考えており、新たな商品開発も検討しています。