有限会社緑の里りょうくん

●有限会社緑の里りょうくんとは

南国の太陽が降り注ぐ宮崎県日南市の山あいにて100年以上続く柑橘農家が「緑の里りょうくん」です。


東京ドーム約3個分の農地で純国産グレープフルーツをはじめ様々な柑橘類の栽培を行っており、SDGs(持続可能)な農業を目指すため、できるだけ農薬を減らした栽培や、一つひとつ人の手で収穫・選別し出荷しています。


柑橘類はすべて露地栽培しており、自然の影響をダイレクトに受けやすい環境で育ちます。
また外皮にはミツバチなどの虫が付けた足跡や、風になびく枝の影響によるキズが残っている事がありますが、それは自然の恵みそのままを受けた美味しさのあかし。


防腐剤やワックスも不使用なので、外皮もジャムやピールなどに安心して活用できる果実をお届けしています。

●人にも環境にも良い取組み

緑の里りょうくんでは地域比で農薬を60%カットし、できる限り地域・環境に負担の無いように栽培をされています。
農薬を使うと、ミツバチなどが止まった跡や、傷がつきにくく見た目は綺麗になりますが、費用や手間などを考えると持続可能ではないと判断。
青果品は3割程度として、加工品にも力を入れています。


通常、野菜や果物などの青果物は、傷ものや見た目の悪いものなど規格外品となる商品を除いたものが市場で出回ります。
そのため、農家はできるだけ規格外品とならない、見た目の良い農産物を作ろうと努力を重ねるのですが、近年の気候変動などを踏まえると、露地もの、つまり自然のままに育成している環境で「見た目も味も良い果実」を作るには限界があります。


そのため、緑の里りょうくんでは10年以上前から栽培過程における農薬や余計な手間を減らし、樹に十分な栄養が行き渡るよう肥料などにも配慮した上で、「見た目よりも美味しさを重視」した育成に着手。
収穫物の多くを見た目に頼らないジュースやピールなどの加工品用として出荷することで、経営の安定を図り、持続可能な農業となる事を目指しています。


またグレープフルーツの収穫時期は3月~6月、レモンの収穫時期は10月~4月ごろとなっており、夏のイメージが強いフルーツや柑橘系の旬は想像よりも前や後ろのため、夏にほしい!となっても国産のものは用意できないジレンマがありました。
そのため加工品として年間を通して旬の味を閉じ込め食べてもらうことができるようにしています。

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