かね七株式会社

●かね七株式会社とは

1884年に富山県富山市で煮干しや塩干の魚を販売することから始まった企業です。
その後医薬品製造販売企業である、グループ企業「大協薬品工業(株)」を創立。
「医食同源」として人々の生活を医薬品・食品の両面から支え、グループとして今日まで活動しています。


かね七が工場を構える富山市の港町、水橋。
海や大きな川に面する水橋は北海道との間を行き来する商船「北前船」が頻繁に往来していました。
この「北前船」の影響で水橋は海の交通の要として栄え、水橋や岩瀬などの港町を通じて、北海道からにしん、たら、昆布などの多くの海産物が富山にもたらされました。
これがのちに、昆布巻やかまぼこなど今日までの富山独自の食文化を形成するきっかけとなりました。

明治17年、水橋に住んでいたかね七創業者の初代・石黒豊次郎は「石黒商店」として創業し、いわしの煮干・塩干魚などを仕入・加工し、「北前船」を通じて北海道や東北などの北国へ輸出する商いを始めました。
これが「かね七」の原点です。


日本を代表する、世界で認められた食文化「だし」。
代々引き継がれてきたこの伝統の「おいしさ」を世界中に広げるために、様々な国で販売を実施しています。

また、「こんな商品が欲しかった!」というお客様の声に耳を傾け商品化するために、より多角的な商品製造販売に乗り出します。
いか風珍味、鰹パック、そうざい(昆布巻)、ほたるいか珍味などの人気商品を次々と発売し、営業拠点も増設。
「夢のある商品づくり」を企業理念として全国に安心・安全でニーズのある商品を作り続けています。

●地域農水産物の活用による商品開発

富山県を代表する水産物のホタルイカや、富山湾の宝石と呼ばれる白エビを使った商品開発、日本の食文化である「だし」、かね七の原点である煮干しの販売や、消費量日本一の昆布を使った水産物商品の開発を進めています。
また富山県が特産化を目指すえごまと殻まで使用した白エビを掛け合わせたふりかけなども開発しています。




直近では『なつれ』というブランドを立ち上げ、自然の素材とめぐみを生かした味づくりをコンセプトに、富山の食材を中心とした自然の素材のみを原料とした焼き魚や昆布巻き、海鮮茶漬けなど、地域にも人にも良い食品の開発を進めています。



地域農水産物の活用、未利用資源の活用を進めながら様々な商品開発を検討しており、夢のある商品をお客様の食卓へお届けします。
味つくり100年から、200年、300年を目指し、かね七は富山県から躍進し続けていきます。

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