有限会社へちま産業

●有限会社へちま産業とは

約40年にわたり、富山県射水市でへちまの無農薬栽培を続けている企業です。
「毎日の暮らしにへちまの心地よさを」をビジョンに、食品や化粧品、雑貨等のへちま製品を作っています。

今から約40年前、全国的に村おこし町おこしが叫ばれ一村一品運動が盛んな時期に、大島町(現在射水市)を代表する特産物を作ろうと有志が集まりヘチマ生産の取り組みが始まりました。
当初は栽培技術も販路も確立されていない中、まさに手探りの状態でしたが、当初から現在に至るまでひとつひとつ手間をかけて大切に育ててきました。
へちまここち工房のへちまには生産者の愛情がたっぷりと注がれています。

北アルプス立山連峰の雪解け水が伏流水となり広大な畑を潤し、40年にわたり無農薬栽培を続け代々受け継がれてきた種が今年も無事に発芽して、元気よくツルを伸ばしています。
古くからの言い伝えで、9月の中秋の名月からへちま水を採取する日のはじまりと言われ、約1ヶ月半近くかけてへちま水を採取します。
最後の一滴まで大切にし、自然に感謝をしながら1年分のへちま水とへちまの実の収穫を経て、へちま製品へと生まれ変わります。
土に還る、人にも地球にもやさしいへちまです。

●食品開発への取組

へちまといえば、へちまたわしや化粧水、ローションを思い浮かべることが多いのではないでしょうか?
へちまは若い果実は柔らかく食用にされますが、成熟した果実はたわしや靴の底敷きに、つるの切り口から出るへちま水は化粧水やローションの原料として活用されています。

へちま産業では果実ではない葉やへちま水を利用して飲料も製造しています。
へちまは葉が多いのですがあまり活用されていませんでしたが、その葉を使って何かできないかと考えへちま葉100%のへちま茶を製造しました。

へちま葉は夏に丁寧に収穫ををし、一枚一枚選別しながらきれいに洗います。
その後手作業で火加減を見ながら蒸しの工程を経たあと、清潔な乾燥機でじっくり乾燥させ、粉砕を行います。
最後に袋詰めをして完成です。
クセがなく、ノンカフェインなので家族みんなで健康茶としてお飲みいただけます。


へちま水はつるを切ったところから取れるへちま水を一滴一滴大切に抽出しています。
昔から美容や健康に良いと子供から大人まで広く愛飲されてきました。
数種類のサポニンやペクチン・カリウムなどの成分が含まれています。
大切に育てたへちま水の原液を低温殺菌した「飲むへちま水」は国内ではへちま産業のへちま水のみです。

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