● Goodies(グディーズ)とは Goodiesは知る人ぞ知る高級宇治茶の産地京都府綾部市にあり、元和菓子職人のご主人が自家製のお茶や小豆を使った和菓子を製造・販売されているお菓子屋さんです。 元々京都で120年以上続く老舗和菓子店が実家で、若い頃は和菓子作りや店頭販売など忙しい日々を送られてきました。学生時代に学んだ育てる仕事もしたいと思い、農業をしようと決断し兄弟に和菓子店を引継ぎ綾部市へ移住。綾部市がお茶の産地ということもあり、お茶の栽培を始めます。地域の交流も進めていく中で、少子高齢化で少しずつ畑を辞められる農家の方も増えてきており、その方から土地を引継ぎ様々な場所でお茶を栽培することになっていきました。 和菓子職人をしていた経験を活かし、丹波大納言を薪で炊くこだわりの粒あんや、最高級の綾部産抹茶を使ったスイーツなど、「自らの手で育てた材料で作るお菓子の可能性」を探りながら、良い材料を作れるよう毎日試行錯誤されています。 ●地域への思いと耕作放棄地の活用 日本では少子高齢化が進み、人口減や後継ぎ問題など様々な問題が出てきています。 Goodiesがある綾部市和木町も同様の問題を抱えており、移住した地域のために何かできないかという思いから、高齢化で畑を手放す方から土地を受け継ぎ茶畑を運営されています。受け継いだ畑の数は年々増え、綾部市をはじめ、隣の福知山市の茶畑も管理をされるまでになっています。 耕作放棄地が増えてくると、雑草により景観の悪化や害虫や害獣の行動範囲が広がり農作物に被害が出たり、人に被害が出る可能性も増え、災害時の危険性や不法投棄される可能性も高まります。耕作放棄地になる前に土地を引継ぎ農業を続けることが地域を守る活動へと繋がっているのです。