株式会社アドプランツコーポレーション

●株式会社アドプランツコーポレーションとは

株式会社アドプランツコーポレーションは2012年に京都市中京区で創業し、自然・社会環境の調査を行い、自然と人の未来の在り方(地域連携)を提案するコンサルタント業務を主として取り組んでいます。
地域産材の活用と自然再生の取り組み、持続可能な循環的な「まちづくり」のデザインを提案・展開しています。
近年では里山に近い環境の保全として6次産業の活性化と地域創生事業に携わっており、自然再生を行った副産物を活用したサステナブルな品物の開発も行っています。


・業務内容
◆森の調査・再生手法などトータルで提案
自然は人と関わることで存続してきました。
かつては、人が薪を取りに森へと出かけることで、健全な関係で森が維持されてきました。
しかし、燃料転換によって人と森との関係が希薄になってきたことで、自然の存続が困難になってきました。
私たちは、自然の現状把握のための調査をはじめ、現在の生活スタイルに沿った自然維持の方法をトータルで提案しています。

◆風土を知り、現状を知るための調査を実施
風土(自然や歴史、文化)を調査し、その土地に最も適した風景のあり方(目標像)を立案するとともに、地域住民と取り組むことにより実現する自然の維持・管理方法を確立することを目指します。
また、自然環境の調査や保全対策、外来種対策などの事業も実施しています。

◆未来に向けた理想の森の存続を目指す
森の維持・存続は、その時代に沿った目標像を設定する必要があります。
アカマツ林を例とすると、かつて京都三山全域が松林であったことから、五山送り火や祇園祭の山、根引き松といった、アカマツと人との伝統や文化が京都に根付いてきました。
しかし、現在では、柴刈りなど山に生活の一部がない限り、京都三山全ての山をアカマツ林へと戻すことは難しく、適地適木を理解しながら効果的な再生計画(維持管理可能なアカマツ再生地の抽出等)を立てる必要があります。
私たちは、過去にあった森の姿ではなく、未来に向けた理想の森の目標像を描くことを目指します。

◆それぞれの地域に適した計画を提案
自然維持への解決策は、その土地土地によって変わってきます。土地の風土を再認識し、人と人との繋がりの中で目標像を共有し、この土地を良くするための行動を起こすことが大切です。
技術やマンパワー、資金を提供する等、行動の起こし方は様々ですが、土地の風土に合った風景づくりを行うには長い年月が必要です。
私たちは、この土地を良くしたいという人々の思いを、様々な形の行動へと移すためのコーディネートを行い、持続可能な社会の仕組みづくりを目指します。

●京都缶 環づめプロジェクトへの取組

◆「京都缶*環づめプロジェクト」とは・・・

京都は北と東と西が山に囲まれる自然に包まれた豊かな環境です。
また、古い街並みと調和した歴史と文化が街の風景を造りだし、京都ならではの自然、歴史、文化的価値を高めています。
しかし、人里に近い山々などの自然には人の手が入らなくなったため、山は荒れ、近接する田畑にも人が入らなくなったことから、結果的に自然・歴史・文化的風景の低下、生態的価値の低下、山腹崩壊などの防災機能の低下がみられます。
山や自然風景を再生すること、それは生物多様性、防災的機能の向上にも繋がります。
そして、山や自然を再生する取組は、地域の自然・歴史・文化の価値を再認識し、地域の人々が主体となりながら活動の輪が広がり、地域で山や自然を守るという取り組みができることが望まれます。
京都の自然を再生する、そういった活動から生まれた産物を缶詰として制作し、その収益の一部を京都の自然再生の活動資金として活用します。
その中でアドプランツコーポレーションでは、耕作放棄地の取組として、京の鴨肉コンフィの開発、竹林環境再生の取組として京タケノコカレーを開発しました。


◆京の鴨肉コンフィ
里山の「再生」「防災」「景観保全」を掲げて京都の環境問題に取り組む「京都缶*環づめプロジェクト」のお品物です。
日本全国で田畑の耕作放棄地化が進んでいます。
高齢化や若手就農者の不足だけではなく、日本の農業の問題は一筋縄ではいかないことだらけです。
それでも、京北中江町の田園風景を守るためにできることをしたい。
「京都缶*環づめプロジェクト」では、合鴨の販路作りを担うこと、日本酒やごはんに合う味付けにし、お米の美味しさを再発見してもらうことが、京北中江町の田んぼの、耕作放棄地化を防ぐ手掛かりになると考えました。
美味しいだけでも、環境にいいだけでもない、両方を兼ね備えたお品物を缶に詰めて全国にお届けすることで、「おいしい」をきっかけに、身近な環境問題に興味を持っていただきたいという思いが込められています。


◆京タケノコカレー
肉厚でうまみと歯ごたえがある、全国でも有名な京都西山山麓のタケノコを使用し、できる限りの安心、安全を追求した7大アレルゲン不使用の缶詰を作りました。
朝堀したタケノコをそのままボイルして、すぐに発送し数日後にはカレー缶詰として仕上げてます。
タケノコは「朝掘ったらその日のうちに食べろ」と言われるくらい、鮮度が大切なもの。鮮度を第一に考えているので、シャキシャキという特有の食感も、タケノコ本来の味も逃しません。
カレーの種類は、グリーンカレー、キーマカレー、レッドカレー、チキンカレーの4種類。


タケノコや汁の分量、辛さなどを調整しながら、京タケノコとカレーのよさがもっとも引き立つ配合を追求し選んだ味です。
パッケージにもこだわり、化粧箱は京都のインド更紗をデザインとした和のデザイン、各箱は色でカレーの味を特徴づけたモダンなデザインです。
また、地域の6次産業化を促進し、里山の自然環境を再生することにもつながるプロジェクトの一環でもあり、1缶売れるごとに50円の環境保全活動(植樹、伐採、貴重種調査等等)に役立てます。

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